先日の飲み会にて、バターが高くて困るという友人がいましたので
「マーガリンを食べたらいいじゃないの」
と言ったところ、あれ?って顔をされてしまいました。
「マーガリンか~。バターがないってだけの理由で食べるのはリスク高いんじゃないかな。」
どんなリスクが高いのか不明ですが、周りも彼に概ね同意な感じでした。
マーガリン好きな私からすれば一大事ですし、また、みんなが知っていることを知らずに赤っ恥をかいてしまったので調べてみた次第です。
マーガリン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%B3
以下引用

>トランス脂肪酸の人体への影響
>かつて植物性脂肪から作られるマーガリンは、動物性脂肪であるバターよりも健康によいというような印象が持たれていた。しかし近年では逆に、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸が健康被害を与える可能性が指摘されている。トランス脂肪酸は心臓疾患や現代病の一因である可能性が指摘されており、米国ではすでに食品中に含まれるトランス脂肪酸の量を表示することが義務付けられたり、食品中に含まれる量の規制が行われるなどしている。
・・・え?
※キーワードは マーガリンよりも内にあるトランス脂肪酸のようです※

素直に解釈すればマーガリンはキケンであり、毎日食べている私は心臓疾患で死ぬリスクが多いということになります。
しかしながら本当にそうでしょうか。
日本ほど食の安全にうるさい国はありませんよ。
福島の問題を見ていたらよくわかりますよね。
ユッケやミートホープでの偽造問題がありますが、あれはそもそもの基準が厳し過ぎるから偽装が起きたともいえるんです。
ましてや乳製品といえば天下の雪印様です(勿論他社も安全に配慮しているでしょう)。
当然諸外国の事情を把握しており、トランス脂肪酸の対策をしているはずです。
え、黄色ブドウ糖事件は何だって?
・・・・・・。
そんな訳で、「日本のマーガリンは安全だ」という記載がないか調べてみました。
前述の様に日本の食に対する安全の厳しさから、肯定的な意見を見つけるのは、おそらく難しい事が予想されましたが意外にも簡単に見つかりました。
以下前述のリンクからの引用

>2003年、不飽和脂肪酸への水素添加による生成されるトランス脂肪酸の摂取量の量的制限が勧告されて以降、メーカー各社は技術開発を進め、現在の市販品マーガリンは、飽和脂肪酸であり、常温で固化しているパルミチン酸組成が高いパーム油を素材にした製品に転換している。
引用終わり
これだけ見ると対策はしているように思えますが、現時点では何とも言えません。
そこで、マーガリンの元締め的な組織であろうと思われる日本マーガリン工業会のHPを見てみました。
「トランス脂肪酸」について (日本マーガリン工業会HP)
http://www.j-margarine.com/newslist/news8.html

>トランス酸及び飽和脂肪酸の摂取に関して、現在の日本人の食生活において何ら問題はないと考えております。そして日々の食事では、肉、魚、穀物、野菜、果物などいろいろな 食物をバランス良く採っていただくことが何よりも大切と思います。
日本マーガリン工業会では、はっきりと「何ら問題はない」と記載しております。
その根拠としては日本人とアメリカ人の栄養摂取量の比較等が挙げられていますが、具体的な内容は上記リンクをみてご自身で判断ください。
勿論そのまま鵜呑みにするのもどうかと思いますので、マーガリンに否定的な立場の意見も見てみましょう。
トランス脂肪酸を含むマーガリンは危険!
http://www.g-live.jp/shokuanzen/shokuanzen25.html
こちらのサイトでも、wikipedia同様にマーガリンに多く含まれているトランス脂肪酸の危険性を訴えております。
では実際にどの位の含まれているとキケンなのでしょうか。
また、日本製のマーガリンはどの程度含まれているのでしょうか?
このHP内でそれを調べたデータがありました。
「日本における食品中のトランス脂肪酸含有率」を見てみます。


検査機関-総合分析センターSGS研究所(カナダ、バンクーバー)、1998年6月~8月
引用終わり
こうやって見ると数値的には基準値を超えている意味で雪印製のマーガリンはキケンと言えそうです。
しかしながら調査したのが1998年とのことでした。
前述の通り
>2003年、不飽和脂肪酸への水素添加による生成されるトランス脂肪酸の摂取量の量的制限が勧告されて以降、メーカー各社は技術開発を進め、現在の市販品マーガリンは、飽和脂肪酸であり、常温で固化しているパルミチン酸組成が高いパーム油を素材にした製品に転換している。
と引用しました。従いまして2003年以降のデータを参照にしたいところです。
すっかり面白くなって主要なマーガリンのトランス脂肪酸含有率を調べてみました。
もしもトランス脂肪酸含有率が2%を超えていたらキケン(基準値的な意味で)ということです。
果たして結果は?
雪印 バター仕立てのマーガリン
http://www.meg-snow.com/products/margarine/18f82.html
結果:トランス脂肪酸含有率の記載なし
明治バター50%ブレンド 140g
http://catalog-p.meiji.co.jp/products/dairies/butter/020402/4902705100459.html?rnd=dbfa7adfbc20d5820260a4b0c9157550
結果:トランス脂肪酸含有率の記載なし
小岩井マーガリンヘルシータイプ
http://www.koiwaimilk.com/company/news/news070918.html
結果:トランス脂肪酸含有率の記載なし
先程引用した際に 『2011年現在、日本では規制はない。』 という一文がありましたが、記載しなくても問題ないということでしょうか。。
これではキケンかどうかの判断は不可能です。
しかしながら、商品欄には記載がないものの、乳製品を扱う企業として:トランス脂肪酸についての取り組みを記載したページを見つけました。
「トランス脂肪酸、その他脂質成分について」 雪印メグミルク株式会社 平成23 年 2 月 28日
http://www.meg-snow.com/news/2012/pdf/20120823-441.pdf
気になった点を抜粋
・標準的な日本の食生活では諸外国と比較してトランス脂肪酸の摂取量が少ない傾
向にあることが最近の調査でわかりました。従いまして日本においては、トランス脂肪酸
の摂取による健康への影響は小さいと考えられます。
・しかしながら、脂肪の多い食品の食べ過ぎなど偏った食事をしている場合には、トランス脂肪酸、飽和脂肪酸およびコレステロールの摂取量が多くなる可能性があります。雪印メグミルクといたしましては、脂肪のとりすぎに留意し、動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよく摂取することが大切だと考えます。
・消費者庁および内閣府食品安全委員会の検討結果に対して、食品メーカーとして適切に対応してまいります。
とのことです。
トランス脂肪酸を考慮し商品開発及び対策はしている模様。勿論鵜呑みには出来ないけれど、あんま神経質になる必要はないと判断いたしました。
余談ですが、先程の表のマクドナルドのマックフライポテトを見ると・・・

トランス脂肪酸が20%超のようです。
これはキケンでしょう。
マーガリン規制よりもこっちをなんとかしろって話ですが、ただ、毎日使うマーガリンと、たまに食べるポテトは、また別の見方が必要なのかもしれません。
今回は勉強になりました。今までマーガリン問題に関して全くの無学でした。
誤解しないように付け足すと、「マーガリンは多分安全。これからも利用する」っていうのは私個人の見解であります。「マーガリンはリスクがある食品」という考えを持つ人を否定する気はありません。
実際に不透明な部分は多々ありますしね。
マンガからの引用で恐縮ですが、

「 何事も知り そして選ぶ それが大事 」
普段からネットを利用していると、情報に溺れてしまい逆にそれに振り回されてしまいがちです。
情報をまとめてどう整理するかにより、見解が個々人で違ってくるのは当然であり、これからもそれを踏まえで自分の意見を述べていきたいと思う今日この頃です。
まあそんな感じで。
http://mammoth.syoyu.net/%E6%99%82%E4%BA%8B%E3%83%8D%E3%82%BF/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%AE%E8%A9%B1マーガリンの話
http://
[57回]
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COMMENT
No Title
マーガリンの記述からブログ読ませていただきました。
とても分かりやすい記述で、ぜひわたしのブログにリンク張らせていただきたいと思うのですが、よろしいでしょうか??
お返事
いまさらですが、よろしいですよ。
ぜひお願いいたします。